数学

大小比較や、各種演算をするためのライブラリです。

min

概要
2つの値を比較して小さいほうを返します。
文法
min(x, y)
パラメータ
x: 1つ目の値
y: 2つ目の値
戻り値
小さい方の値

max

概要
2つの値を比較して大きいほうを返します。
文法
max(x, y)
パラメータ
x: 1つ目の値
y: 2つ目の値
戻り値
大きい方の値

abs

概要
絶対値を返します。
文法
abs(x)
パラメータ
x: 変換する値
戻り値
xが0以上ならそのままx。xが0未満なら-x。

constrain

概要
範囲内の数値を返します。
文法
constrain(x, a, b)
パラメータ
x: 任意の値
a: 下限値
b: 上限値
戻り値
xがaとbの間ならx。xがaより下ならa。xがbより上ならb。

amap

概要
ある範囲内にある値を、ある範囲内に置き換えます。例えば0~10の範囲で値が5のとき、0~100の範囲に置き換えると50になります。
文法
amap(value, fromLow, fromHigh, toLow, toHigh)
パラメータ
value: 任意の値
fromLow: 元の下限値
fromHigh: 元の上限値
toLow: 置き換え後の下限値
toHigh: 置き換え後の上限値
戻り値
置き換え後の値

pow

概要
指数演算します
文法
pow(base, exponent)
パラメータ
base: 任意の値(float)
exponent: 指数値(float)
戻り値
演算値(double)

sqrt

概要
平方根を求めます。
文法
sqrt(x)
パラメータ
x: 任意の値
戻り値
演算値(double)

サンプルプログラム

constrainとpowを使ったサンプル。


#include <Arduino.h>
void setup(){
    Serial.begin(9600);
}
 
void loop(){
    Serial.println("Caluculate the area of a circle ");
    Serial.println("Input value 0-9");
    while(!Serial.available());
     
    int d = Serial.read();
     
    d = constrain(d - 0x30, 0, 9); //convert from ASCII to numeric, and remove error value
    Serial.print(d);
    Serial.print(" x ");
    Serial.print(d);
    Serial.print(" x 3.14 = ");
 
    Serial.println(pow(d, 2) * PI);
}