ルネサスのBuilding Securityシステムは、センシング技術、コネクティビティ技術、ユーザインタフェース技術により快適・安心を実現します。ビルディング・オートメーションにおけるセキュリティシステムは、2つの構成要素に分類できます。右にビルのセキュリティシステムの概念図を示します。1つはカメラや各種センサによりビルをモニターする監視システム、もう1つはモニターした上で入退室管理や制御を行う防犯システムです。*ルネサスは半導体ソリューションをご提供いたします。
監視システム
監視システムには人感センサによる侵入監視、火災検知センサ、ガス感知センサなどによる建物内の異常監視などがあります。監視情報はネットワークを介して異常信号とともに映像を管理者に送信します。またその情報は、必要に応じてセキュリティデータサーバに保存、管理されます。
防犯システム
防犯システムは、ドア開閉検知、ガラス破壊検知などのセンサによる異常検出、入退室管理によるビルへの出入規 制および出入履歴管理により、監視システムからの情報と併せ、ビルへの出入りを制御します。
セキュリティシステムの通信ネットワーク
監視、防犯システムからの警報履歴、操作履歴、出入履歴の大容量の情報は、ネットワークを介し、セキュリティ監視用PCで監視すると共にセキュリティデータサーバに保存、管理されます。また、これらの情報を他BAシステム( 空調システム、照明システムなど)とネットワークで連携することで、ビルのセキュリティ管理を効率化しています。