R-Car(H3/M3/M3N) SoC、パワーマネジメントIC(PMIC)、プログラマブルクロックジェネレータを組み合わせることにより、高画質で多様なディスプレイ出力および幅広いメモリ・インターフェースに対応したスケーラブルなコックピット&インフォテインメントソリューションを実現します。
このシステムのメリット
ルネサスのR-Car製品群はスケーラブルに最適化されているため、高いコストパフォーマンスで機能安全を実現できます。また、メータークラスターシステムとAndroidシステム間の独立稼働を保証します。
ルネサスエレクトロニクスのギド・ヒルカーです。本日は統合コックピットについてお話しします。
統合コックピットの課題は、1つのECUでクラスタ、ナビゲーション、センタースタックを処理することです。一部のOEMは既に1ECU上への統合を開始しており、コストを削減しつつ、優れたルック&フィールを備えた魅力的なソリューションを提供しています。
このデモはR-Car M3N上で稼働しており、コストパフォーマンスに優れた統合コックピットソリューションであることがご確認いただけます。システムはAndroidがベースとなっており、スマートフォンのレプリケーションにもできるナビアプリであることがわかります。並行して、リアルタイム動作する組込みCPUが、2D描画エンジンを使用して、全面グラフィックのメインパネルを描画しています。
ルネサスは統合コックピットに向け、スケーラブルなR-Car製品群をラインナップしています。また、ハードウェアレベルで分離していることにより、メータークラスターシステムとAndroidシステム間の独立性を保証します。これにより、機能安全にかかる費用と工数を削減できます。最後に、リアルタイムシステムの起動時間がさらに短くなり、クラスタ機能に加え、リアビューカメラ、カーオーディオシステムをすぐに利用できるのも、大きなメリットです。
ルネサスは数多くの新しいウィニングコンビネーションを提供します。 これらの高度なデザインはルネサスの組み込みシステム用デバイス、アナログ、電源、コネクティビティ製品等の幅広い製品ポートフォリオを活用して構成しています。 設計検証済である為、お客様の設計の加速、製品開発サイクルの短縮に貢献するとともに、製品市場投入におけるリスクの軽減をサポートします。