2015年10月5日

 IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は本日、JESD204B規格に準拠したRFタイミングなど、極めて厳格なアプリケーションで求められる位相ノイズ要件を満たす、比類のない性能を備えたジッター減衰器/周波数シンセサイザ製品を発表しました。新しい8V19N407および8V19N408は、最大3GHzの出力周波数、82fsec(フェムト秒)のRMS位相ノイズ性能をサポートし、マルチキャリアGSM無線トランシーバや、40GbE/100GbE(ギガビットイーサネット)PHYといった高性能アプリケーションの要件に対応します。

 8V19N407/8V19N408は、ワイヤレスや産業、レーダーといった分野のアプリケーションで利用されるJESD204Bサブクラス1準拠ADC/DACコンバータ向けに、クロックとSYSREF信号を生成します。また、さまざまな高性能同期クロックを出力可能で、高速イーサネットやCATVヘッドエンド装置といったアプリケーションにも理想的です。

 ワイヤレス通信で利用する場合、外部フィルタなしに、GSM位相ノイズ/ブロッカー仕様に準拠できます。また、40GbE/100GbE PHYで利用する場合、8V19N407/8V19N408は、低位相ノイズクロックを生成するため、ビット誤り率を低減し、信頼性に優れた送信を実現できます。

 IDT社のネットワーク通信部門担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャであるLouise Gaulinは、次のように述べています。「IDTの新しいジッター減衰器/周波数シンセサイザ・デバイスは、複雑なRFタイミング設計を簡素化します。さまざまなVCOやディスクリートコンポーネントに取って代わるこの高集積デバイスは、クラス最高の位相ノイズ性能を求めるアプリケーションに理想的です」

 新デバイスは、25MHz~3000MHzの幅広い出力周波数範囲に対応し、振幅の調整が可能なLVDS出力およびLVPECL出力を実現します。8V19N407は、イーサネット周波数をサポートし、40GbE/100GbE PHYのタイミング設定向けに理想的です。8V19N408は、電圧制御発振器(VCO)を2つ備えており、柔軟な周波数プランを実現します。

 8V19N407/8V19N408 ジッター減衰器/周波数シンセサイザ製品は、現在販売中です。パッケージは10×10mmの72ピンVFQFNです。

 この新テクノロジーの詳細について、IDTのYouTubeチャンネルで動画でも紹介しておりますのでご参照ください。

IDT社について

 IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。FacebookLinkedInTwitterYouTubeGoogle+ でもお調べいただけます。

  IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。

《本プレスリリースに関するお問合せ先》

日本アイ・ディー・ティー(IDT)合同会社

〒105-0012 東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル6F

マーケティング コミュニケーションズ 本田 真由美

TEL: 03-6453-3039 FAX: 03-6453-3011 E-mail: [email protected]

 

 

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