DDR4 RDIMMおよび LRDIMMがIntelデベロッパー・フォーラムでの
公式発表にあわせ量産を開始

 
2014年9月11日

2014年9月11日

IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は9日(米国時間)、 インテル・デベロッパー・フォーラムにおいて、 Intel® Xeon®プロセッサ E5-2600 v3ファミリーに対応した企業サーバー向けのDDR4チップセットが、OEMおよびメモリサプライヤーによる評価を完了したと発表しました。IDT社のレジスタとデータバッファを搭載したDDR4 RDIMMおよび LRDIMMモジュールは、Intel Xeonプロセッサ E5-2600 v3ファミリーをベースとしたサーバー向けにメモリサプライヤーから量産出荷が開始されています。

IDT社のDDR4サーバー用メモリ・インタフェース・チップセットは、レジスタ、データバッファ、温度センサーから構成され、新世代のダブル・データ・レート(DDR)技術に対応しています。これにより、新しいIntel Xeon製品群がサポートするRDIMM(Registered Dual Inline Memory Modules)とLRDIMM(Load-Reduced DIMMS)において、より高密度で高速なデータ・レートを可能にします。

IDT社のDDR4レジスタ出荷台数が100万台を突破しましたが(IDT社が7月に発表)、これは主にDDR4チップセットを使用したモジュールの評価・検証が目的でした。IDT社のDDR4製品は、業界をリードする性能、電力効率、コンポーネントレベルでの信頼性をもたらすだけでなく、サーバーやストレージのメーカーが自社のプラットフォームを独自に検証し最適化できるソフトウェア・スイートも含んでいます。

「IDT社のチップセットを使用したDDRメモリ・モジュールを搭載するIntel Xeon E5-2600 v3プロセッサ・ファミリーをベースとしたサーバーは、多くの用途や作業負荷の状況で、性能面や電力面での強力な見返りを直ちにもたらします」と、IDT社でメモリ・インタフェース製品担当ゼネラルマネージャ兼バイスプレジデントを務めるRami Sethi(ラミ・セスィ)は述べています。「仕様からハードウェア、そして今回のプラットフォーム立ち上げに至るまで、DDR4メモリ・インタフェース機器の主要なけん引役を務めてきた私たちは、業界の変革が進行中であることを喜んでいます。」

「当社が最新のIntel Xeonプロセッサ・ファミリーの新たなエコシステム構築を進めてきた中で、IDT社は技術面で重要な貢献をしてきました」と、Intel社でプラットフォーム・メモリ事業メモリ・イネーブリングおよびアプリケーション・エンジニアリング担当ディレクタを務めるGeof Findley氏は述べています。「新しいXeon E5-2600 v3プロセッサとIDT社のDDR4メモリ・インタフェースを組み合わせることで、メモリを大量に使用する作業負荷に対処するためにお客様が望む性能の向上を実現します。」

「Micron社は、何世代ものDDR技術でIDT社との長い協力関係を成功させてきました」と、Micron社でコンピュート/ネットワーキング・マーケティング担当バイスプレジデントを務めるRobert Feurle氏は述べています。「IDT社のDDR4チップセット・ソリューションをMicron社のRDIMMおよびLRDIMM製品と統合することで、エンタープライズ・サーバーとクラウド・サーバーの市場向けにクラス最高の計算性能を提供できます。」

「HowestのSizing Servers Labにある私のチームは、現実世界と同じ作業負荷をかけたDDR4 LRDIMMのベンチマークテストを行いました」と、Anandtech シニアエディタのJohan De Gelas氏は述べています。「DDR4 LRDIMMを搭載したサーバーは、DDR4 RDIMMを搭載した同じサーバーと比べて、コンテンツ配信ネットワーク・テストでのスループットが2倍高く、HPC性能が最大18%高いことが分かりました。」

IDT社は、9月9~11日にサンフランシスコで開かれるIntelデベロッパー・フォーラムで2回のデモを行います。このデモでは、x86ベースの企業サーバーとクラウド・コンピューティング・サーバーという使用状況で、メモリ帯域を大量に消費する作業負荷をかけたDDR4 LRDIMMを展示します。

IDT社について
IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。

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IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。

本プレスリリースに関するお問合せ先
日本アイ・ディー・ティー(IDT)合同会社
〒105-0012 東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル6F
マーケティング コミュニケーションズ 本田 真由美
TEL: 03-6453-3039 FAX: 03-6453-3011 
E-mail: mayumi.honda@idt.com

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