IDT社の F0480が無線周波数可変利得アンプの 機能の設計を簡素化しつつ実装の信頼性を向上
IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は本日、 400~2700 MHzの内部整合型広帯域無線周波数(RF)可変利得アンプ(VGA) F0480を発表しました。この新製品は、設計プロセスを簡素化すると同時に実装の信頼性を向上させるよう開発されています。IDT社独自のGlitch-FreeTM技術を応用したデジタル・ステップ・アッテネータとZero-DistortionTM技術をコンパクトな5 ×5パッケージに封入することで、比類のないRF性能を提供します。
ガリウム砒素(GaAs)を用いたデバイスが外部整合を必要とし、二次なだれが遅れてしまう恐れがあるのに対し、このチップは耐湿性に優れ、静電気放電(ESD)からの保護が強化されているため、より堅固で信頼性の高い技術となっています。携帯電話の4G基地局、広帯域リピータ、分散アンテナ・システム、マイクロ波バックホール機器といった製品に理想的です。
これらの革新的なテクノロジーを利用した結果、最大利得13 dBで+41 dBmのOIP3、1 dB刻みで23 dBという広い利得制御範囲、4 dBの雑音指数を達成しながら、わずか100 mAの消費電流という、業界をリードするVGAが実現しました。
「IDT社のF0480は、RF VGAのデザインインと実装の際に、エンジニアが厳格な要件を満たすための独自の機能を提供します」と、IDT社のワイヤレス製品部門のマーケティング担当シニアディレクター Chris Stephens(クリス・スティーブンス)は述べています。「500 mW以下という非常に低い消費電力により温度管理要件が緩和されるとともに、内部の広帯域整合によりシステムへの統合が大幅に簡素化されます。」
F0480はESD定格が2kVで、耐湿レベル(MSL)定格は競合のGaAsデバイスがMSL 3なのに対しF0480は1です。周波数に対する利得傾斜が水平であるため、基板損失を是正します。
IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。Facebook、LinkedIn、Twitter、YouTube、Google+ でもお調べいただけます。
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