ワイヤレス機器などのバッテリ寿命を向上させる、超低自己消費電流バックブーストDC/DCコンバータ「ISL9122A」を発売

~バイパスモード搭載のISL9122Aが電源設計の柔軟性の向上及びバッテリライフの最大化に貢献~

2020年10月13日

ルネサス エレクトロニクス株式会社

 

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(CEO: 柴田 英利、以下ルネサス)は、このたび、マイコンやセンサ、ワイヤレス機器等のシステムコンポーネントの電源供給に最適な、超低自己消費電流(IQ)を実現した昇降圧スイッチングレギュレータ「ISL9122A」を発売しました。バイパスモードを搭載したISL9122Aは、電源設計の柔軟性を高めます。1.8V~5.5Vの入力電圧で動作可能であり、超低自己消費電流によって、ボタン電池やリチウムイオン電池、あるいは直列接続したアルカリ電池等を電源とするスマートIoTデバイスのバッテリ寿命を向上させます。ワイヤレスイヤホン、フィットネスバンド、スマートウォッチ、水道/ガスメータ、ポータブル医療機器をはじめとする、バッテリで動作する幅広いスマートIoT機器に適しています。

 ISL9122Aは量産中で、1,000個一括購入時の参考価格は、8リードDFNパッケージの場合、0.89米ドル/個(税別)、8バンプWLCSPパッケージの場合0.78米ドル/個(税別)です。また、ユーザがデバイスの機能とパフォーマンスを評価できるISL9122Aの評価ボード2種も販売中です。3.3Vデフォルト出力(DFN)の評価ボードISL9122AIRN-EVZ、および3.3Vデフォルト出力(WLCSP)の評価ボードISL9122AIIN-EVZの参考価格は、どちらも70米ドル(税別)です。

 昇降圧スイッチングレギュレータISL9122Aは、I2C通信により25mV刻みで出力電圧をプログラム可能なダイナミックボルテージスケーリング(DVS)機能を有しており、システムの消費電力の最適化に貢献します。最大5.375Vまで昇圧可能なため、IoT機器のバッテリ電圧範囲内でRFデバイスの性能を最大化し、また、PFMおよびPWM自動切替機能により、全負荷電流範囲において効率を最大化します。強制PWMモードでは、常に2.5MHzの周波数でスイッチングを行うことにより、システムのEMI性能の向上が可能です。

 ルネサスのモビリティーインフラ・IoTパワー事業部のVice PresidentであるAndrew Cowellは次のように述べています。「IoT機器の中でもワイヤレス機器が急速に拡大する中、無負荷から高負荷への高速応答が可能な昇降圧レギュレータISL9122Aは最新世代のデバイスへの電力供給に最適です。ISL9122Aの柔軟性、ダイナミックボルテージスケーリング(DVS)、そして超低自己消費電流は、お客様から高い評価をいただいています。」

 昇降圧レギュレータISL9122Aは、リリース済みのISL9123降圧レギュレータに続く新製品です。どちらも超低IQスイッチングレギュレータで、ルネサスの低消費電力マイコンのRL78ファミリ、Arm® Cortex®-M Core搭載32ビットマイコンのRAファミリ、超低消費電力組み込みコントローラのREファミリへの電力供給にも最適です。

 

バイパスモード搭載バックブーストレギュレータISL9122Aの特長は次の通りです。

  • 1.3 µA未満の超低IQと、7 nAのシャットダウン電流によりバッテリ寿命を向上
  • 軽負荷時の高効率(84%@10 µA)およびピーク効率97%で電力消費と発熱を抑制
  • 自動バイパスモードまたは強制バイパスモードが選択可能で、バイパスモード中はさらなる低自己消費電流で動作可能
  • 1.8Vから5.5Vまでの幅広い入力電圧に対応するため、様々なバッテリに対応可能
  • 1.8Vから5.375Vまで25mV刻みでプログラム可能な幅広い出力電圧範囲
  • 最大出力電流500mA(Vout=3.3V、Vin=3.6V)
  • 1.8 x 1.0mm WLCSPまたは3 x 2mm DFNの小型パッケージにより、基板スペースを削減
  • 必要な外部コンポーネントは、インダクタ1個、入力・出力キャパシタが各1個とわずか3つ
  • 保護機能として、過電流保護、短絡保護、過熱保護を搭載

 

ISL9122Aの詳細については、こちらをご覧ください。
www.renesas.com/products/ISL9122A

以 上

 

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