ルネサスとHELLA AglaiaがADASソリューションで協業。オープンかつスケ―ラブルな車載フロントカメラソリューションで市場を牽引

~ルネサスの車載用SoCとHella Aglaiaのソフトウェアにより、車の差異化と開発期間短縮を実現~

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2017年12月05日

ルネサス エレクトロニクス株式会社
HELLA Aglaia Mobile Vision GmbH

 

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下ルネサス)と、インテリジェント画像センサーシステムのグローバル展開で市場を牽引するHELLA Aglaia Mobile Vision GmbH(本社:ドイツ・ベルリン、CEO:Dr. Rolf Breidenbach、以下HELLA Aglaia)は、ADAS(Advanced Driving Assistance System;先進運転支援システム)および自動運転向け車載フロントカメラ向けソリューションで協業したことを発表します。

 第一弾として、ルネサスの高性能かつ低消費電力な車載スマートカメラ向けSoC(System on Chip)「R-Car  V3M」上にHELLA Aglaia の市場実績のあるソフトウェアを搭載したフロントカメラソリューションを提供します。このソリューションは、オープンかつスケーラブルのため、低電力の要求が高いNew Car Assessment Program (NCAP、注 1)向けシステムから、SAE インターナショナル J3016スタンダード(注2)で提示されているレベル 2(部分的な自動運転)からレベル 3 (条件付き自動運転)の高性能な自動運転向けシステムまで、幅広いレンジのフロントカメラシステムに対応可能です。

 

 HELLA Aglaia のソフトウェアを搭載した新ソリューションは、2018年1月~3月期に提供開始予定です。

 

 Strategy Analytics社のDirector Autonomous Vehicles ServiceのIan Riches氏は次のように述べています。「カメラを用いたセンサーシステムは、今後5年間で2億セット以上の市場が見込まれており、今後のNCAP向けシステムで主流のセンシング手段になるでしょう。」

 これは、NCAP向けシステムに緊急自動ブレーキ、車線逸脱警告、交通標識認識機能が急速に適用されるためです。OEMやTier1は、オープンなフロントカメラシステムの開発、実装を求める一方、差異化を実現しつつ、適切な性能とコストのバランスを備えたソリューションを求めています。この協業はまさに市場のニーズにマッチしたものです。

 

 ルネサス エレクトロニクス株式会社のグローバルADASセンター、Vice PresidentのJean-Francois Chouteau は次のように述べています。「NCAP向けフロントカメラアプリケーションは大きなビジネスチャンスであり、今まさに市場が拡大しています。顧客はこのビジネスチャンスに向けてオープンで実績のあるソリューションを求めており、ルネサスはこれらの期待に応えるため、Renesas autonomy™のプラットフォームにHELLA Aglaiaを迎え入れることができ嬉しく思います。この新しいソリューションにより、お客様は市場機会を逃さず、独自の強みを実現することが可能となります。」

 

 HELLA AglaiaのManaging Director、Kay Talmi氏は次のように述べています。「Renesas autonomyが提供するオープンでスケーラブルなプラットフォームは、我々のオープンで実績あるソフトウェアと合致します。HELLA Aglaiaのソリューションは独自のソフトウェアを追加することにより付加価値を高めることができるので、OEMやTier1は、ローエンドからハイエンドまでの製品展開が可能となります。ルネサスのR-Car V3Mとのフロントカメラ向けソリューションはNCAP向けアプリケーションを実現するのに最適です。」

 

 R-Car V3Mは、低消費電力ながら高性能な画像認識を実現する革新的なSoCです。(2017年04月11日広報)ISP(Image Signal Processor)を内蔵しているため、ISPを搭載していないカメラを用いたシステム構築が可能。メモリもDDR3Lを採用し、システムレベルでのコスト削減も可能です。

 

 HELLA Aglaiaのソフトウェアソリューションは、技術の進化が著しいフロントカメラにおいて開発期間を短縮し、市場変化に対応することができます。すでに、自動運転のレベル 2、レベル3向けに、Tier 2に採用された実績もあります。また、本ソリューションはTier1やOEMから提供されるソフトIPも取り込むことができるため、顧客独自の特長を持つフロントカメラを開発可能です。これにより、ローコストが求められるNCAP向けからレベル3の自動運転向けまで、スケ―ラブルなシステム開発が可能となります。

 

 本協業に関するビデオ(英語)

 

以 上

 

(注1) NCAP (New Car Assessment Program)とは、世界各国で行われている自動車の安全性を評価するテストであり、最近は特に自動ブレーキのアセスメントテストが盛り込まれている。

(注2) SAEインターナショナル(Society of Automotive Engineers International)では自動運転のレベルに関して、6段階で定義しており、レベル3とはクルマの加速・操舵・制動全てをシステムが行う状態で、システムが要請した時はドライバーが対応すること。レベル4、5は、完全自動走行システムと呼ばれ、ドライバーが走行に全く関与しない。

 

*  Renesas autonomyは、ルネサス エレクトロニクス株式会社の商標です。その他、本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。

 

【HELLA Aglaiaについて】

HELLA Aglaia Mobile Vision GmbHはHELLA KGaA GmbH&Co.の100%子会社であり、インテリジェントビジュアルセンサーシステムでのリーディングカンパニーです。実績も豊富で、単眼カメラおよびステレオカメラシステム、ドライバーアシスタンスシステム、エレクトロモビリティ、人数カウントシステム向けソフトウェアなど幅広く世界基準で提供しています。


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