2017年1月31日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下、当社)および当社の100%子会社であるルネサス セミコンダクタパッケージ&テストソリューションズ株式会社(代表取締役社長:野木村 修、以下、RSPT)は、RSPTの受託開発・製造および画像認識システム開発・製造・販売事業を、日立マクセル株式会社(取締役社長:勝田 善春、以下、マクセル社)へ譲渡することで、RSPTとマクセル社が最終契約を締結しましたので、お知らせいたします。今後、2017年5月1日の事業譲渡完了を目指します。

 今回、マクセル社に譲渡を予定しているのは、半導体製造装置用をはじめとする各種産業用制御ボードの受託開発・製造および画像認識システムの開発、製造、販売事業であり、1983年に設立された羽黒電子株式会社を2014年のRSPT設立時に一事業部門として吸収合併して運営しています。

 本事業は継続して利益を創出しているものの、半導体および半導体ソリューションの設計、開発、製造、販売を主とした当社グループ事業との戦略的方向性が必ずしも一致していない状況に鑑み、当社は、本事業の更なる拡大やシナジー効果を期待できるパートナー企業を模索してまいりました。

 当社およびRSPTは、今後の本事業の拡大やシナジーの観点から慎重に譲渡先候補を検討してきました。その結果、これまでモノづくり力の強化を図る経営方針を推進し、更なる事業の拡大を目指して本事業を活用したいマクセル社へ本事業を譲渡することで本日、RSPTとマクセル社が最終契約を締結いたしました。マクセル社は、長年培った画像認識システムの開発、製造および販売力を積極的に活用し成長分野での拡大を図るとともに、受託開発・製造事業の持つ高い設計力と人財のシナジーにより、収益力強化を目指す計画です。

 なお、本譲渡に伴う当社の連結業績見通しへの影響につきましては、現在精査中であり、今後、開示基準に則りお知らせいたします。

以 上

【譲渡事業の概要】

ルネサス セミコンダクタパッケージ&テストソリューションズ株式会社の半導体製造装置用をはじめとする各種産業用制御ボードの受託開発・製造および自社製品事業である画像認識システムの開発、製造、販売。


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

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