2015年7月1日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役会長兼CEO 遠藤 隆雄、以下、当社)は本日、平成27年7月1日付で代表取締役兼CEOの直轄にCTO(最高技術責任者)を設置し、日高 秀人(ひだか ひでと)が就任したことをお知らせいたします。また日高は執行役員も兼務いたします。

 当社はこれまで進めてきた構造改革を完遂させるとともに、将来の利益成長に向けて各種施策を進めています。今後、当社が注力する成長市場において確固たるポジションを築いていくためには、市場成長の鍵となるテクノロジの強化が必要だと考えています。

 そこでこのたび、テクノロジの側面から、5年先、10年先のグローバルな市場動向やお客様のニーズなどを見据え、戦略を立て着実に実行する役割として、新たに横断的に全社の技術戦略の方向性や技術開発を統括するCTO(最高技術責任者)を設置いたしました。本日執行役員兼CTOに就任した日高は当社グループ全体の技術戦略や技術開発をCTOとしてリードするとともに、執行役員として経営的な側面からも当社のテクノロジの強化に努め、開発リソースの効率的な運用を図ると共にコアなテクノロジへの集中、強化を図ってまいります。

 日高は、三菱電機株式会社のLSI研究所に入所後、DRAMや混載DRAMなどメモリ関連製品の開発に従事しました。その後、株式会社ルネサステクノロジおよび当社においてはフラッシュメモリ搭載マイコンの開発責任者として世界でトップシェアを有するマイコンの技術開発をリードするとともに、半導体回路に関する国際学会(IEEEや電子情報通信学会など)の委員を歴任、特に半導体のオリンピックと言われるISSCC(国際固体素子回路会議)の議長を務めるなど、社内外において半導体技術力の強化を推進してきました。当社は、日高の半導体技術開発における幅広い人脈や豊富な実績、さらに世界をリードしているマイコンの設計責任者としての経験などが、今後の当社の成長、特に技術革新に大いに生かされることを期待しています。

 このたび新たに当社の執行役員兼CTOに就任した日高 秀人は、次のように抱負を述べています。

「当社がグローバル市場の中で勝ち残っていくためには、経営に資する技術戦略・技術開発の実行が重要であるとの認識に立ち、CTOを新設した経営意図を重く受け止め、新体制の下、テクノロジー・リーディングカンパニーを目指して尽力していきます。」

 日高の略歴は別紙をご参照ください。

以 上


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