2011年6月7日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(社長:赤尾 泰、以下ルネサス)の100%子会社であるルネサス エレクトロニクス(中国)有限公司(総経理兼CEO:鄭 力、本社:中国・北京市、以下 ルネサス中国)はこのたび、中国政府の教育部高等教育司と工業情報化部人教司が主催する電子設計コンテストに単独協賛することを決定いたしました。

 そして本日、この「ルネサスカップ2011 全国大学生電子設計コンテスト」の開催に向けて、教育部高等教育司と工業情報化部人教司の関連幹部、ルネサス中国の鄭総経理兼CEOが出席し、コンテスト会場となる北京理工大学で記者会見を開催しました。

 全国大学生電子設計コンテストは1994年に初めて開催されて以来、「政府が主催、専門家を主導、学生をメイン、社会が参加」というコンセプトのもとに隔年で開催されています。コンテストの内容は大学の専門授業等に密着した実践的なもので、教育・改革、試験室の共同建設、学生の電子設計技術力向上を目標とし ています。同コンテストは中国の電気工学系の大学生から最も注目されているイベントのひとつで、NECエレクトロニクス株式会社が2010年4月1日に株式会社ルネサス テクノロジと経営統合し、社名をルネサス エレクトロニクス株式会社と社名変更したため、このたび大会名称を「NECエレクトロニクスカップ」から「ルネサスカップ」へ変更することにいたしまし た。前回、2009年の同コンテストでは全国938校・2万名以上の大学生が参加しており、今年の大会は3万人の大学生の参加が見込まれております。

 ルネサス中国が長期的な戦略事業と位置づけるひとつに、中国の大学教育への支援があります。ルネサス中国の親会社、ルネサスの前身であるNECエレクトロニクスおよびルネサス テクノロジは従来から中国事業を積極的に推進してまいりました。そして現在、ルネサス中国は全国大学生電子設計コンテストおよびルネサスマイコンカーラ リー大会の単独協賛に加え、中国の主要な大学20校へ技術セミナーの開催や、そのうち17校に連合実験室を開設する等の活動を通じて、中国電子産業を担う若い技術者の育成を支援してまいりました。

 ルネサス中国はこのたび単独協賛するルネサスカップを通じ、今後も積極的にこれらの取り組みに携わることで、中国エコ社会化の推進、中国半導体産業における人材育成活動への貢献、技術開発の促進に貢献していきたいと考えております。

以 上


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

この記事をシェアする