2010年7月29日

 当社は、平成22年5月11日に公表いたしました平成23年3月期通期の連結業績予想を以下のとおり修正するとともに、平成23年3月期第2四半期(累計)の連結業績予想および平成23年3月期の配当予想を以下のとおりといたしましたのでお知らせいたします。

1.平成23年3月期第2四半期(累計)の連結業績予想数値

(平成22年4月1日~平成22年9月30日)

(単位:百万円)

  売上高 営業損益 経常損益 四半期純損益 1株当たり四半期純損益
前回発表予想(A) - - - - -
今回発表予想(B) 590,000 △2,000 △8,000 △42,000 △100.69
増減額(B-A) - - - - -
増減率(%) - - - - -

第2四半期(累計)の業績予想数値

 第2四半期(累計)の連結業績見通しについて、売上高は5,900億円、当社の主力事業である半導体売上高は5,400億円を見込んでおります。また、営業損益は20億円の損失、経常損益は80億円の損失、四半期純損益は420億円の損失を見込んでおります。連結業績は引き続き改善傾向にあるものの、合併に伴う統合費用が発生していることなどにより、平成23年3月期第2四半期(累計)においても、若干の営業赤字が残る見込みです。

2.平成23年3月期通期の連結業績予想数値

(平成22年4月1日~平成23年3月31日)

(単位:百万円)

  売上高 営業損益 経常損益 当期純損益 1株当たり当期純損益
前回発表予想(A) 1,170,000 - - - -
今回発表予想(B) 1,190,000 7,000 △5,000 △80,000 △191.79
増減額(B-A) 20,000 - - - -
増減率(%) 1.7 - - - -
(ご参考)前期実績
(平成22年3月期)
1,062,398 △113,251 △125,336 △137,776

(注) 前期の連結業績数値は、旧NECエレクトロニクス㈱と旧㈱ルネサス テクノロジの前期の連結業績を単純合算したものであります。なお、「売上高」および「半導体売上高」については、旧NECエレクトロニクス㈱の表示方法と整合させるために旧㈱ルネサス テクノロジについて一部組替表示しております。

通期の連結業績予想数値

 平成23年3月期通期の連結業績見通しについて、売上高は1兆1,900億円、半導体売上高は1兆900億円を見込んでおります。売上高については、足元の売上状況をふまえ、期初(5/11公表)予想と比べ200億円の増加を見込んでおります。営業損益は70億円の利益、経常損益は50億円の損失、当期純損益は800億円の損失を見込んでおります。

 当社の主力事業である半導体売上高については、半導体市場の全般的な回復基調の継続による需要増を受け、「SoC(システム・オン・チップ)」、「マイコン」、「アナログ&パワー半導体」という3つの製品群すべてにおいて前期比での売上増を見込んでおります。特に、マイコン事業においては、自動車向けや産業機器向けを中心とするマイクロコントローラが堅調であること、アナログ&パワー半導体事業においては、パワーMOSFETや、ダイオード、小信号トランジスタなど汎用ディスクリート半導体などが引き続き堅調に推移していることなどから、両事業とも大幅な売上増を見込んでおります。通期の半導体売上高は、前期比で約16%の増収となる見込みです。

 営業損益については、統合費用の発生や、事業買収による費用増があるものの、売上高の増加による利益改善に加えて、従来、旧NECエレクトロニクス㈱および旧㈱ルネサス テクノロジが行ってきた施策による固定費の削減や、全社プロジェクトにより決定した生産構造改革や統合シナジー効果による費用削減が見込まれることなどから、通期の営業損益は70億円の利益を見込んでおります。

 経常損益については、為替差損や支払利息などの営業外費用が発生することから、通期で50億円の損失となる見込みです。

 当期純損益については、全社プロジェクトにより決定した生産構造改革と人的効率化の実施により、通期で約770億円の特別損失を計上する見込みであることなどから、通期の当期純損益は800億円の損失となる見込みです。

 なお、通期連結業績の見通しにあたっては、1米ドル90円、1ユーロ110円を前提としております。

3.平成23年3月期の配当予想

  1株当たり配当金
第1 四半期末 第2 四半期末 第3 四半期末 期末 合計
前回予想 - - - - -
今回予想   0.00 - 0.00 0.00
当期実績 - - - - -
前期(平成22年3月期)実績 - 0.00 - 0.00 0.00

配当予想

 平成23年3月期の配当につきましては、連結業績が当期純損失を計上する見込みであることから、中間・期末ともこれを見送らせていただく予定でありますが、できるだけ早期に配当を行うべく、業績および財政状態の改善に努めてまいります。

 なお、詳細につきましては、本日公表いたしました「平成23年3月期 第1四半期決算短信」をご覧ください。

注意事項: 当業績見通しは、現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断しており、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。そのため、実際の業績は、今後の様々な要因の変化により、当業績見通しと乖離する可能性があります。

以 上


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

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