産業、インフラ機器向けのPOL DC/DCコンバータとして、高精度と軽負荷効率を実現
2013年10月29日

革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードするインターシル(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、NASDAQ:ISIL)は、10月28日(米国時間)、定評ある降圧型PWMコントローラ・ファミリの最新製品として、新しいISL8115単相同期整流コントローラを発表しました。新しいISL8115 PWMコントローラは、2.97Vから36Vまでの極めて広い入力電圧範囲と電流シェアリング機能を提供し、産業用機器やインフラ分野のさまざまなポイント・オブ・ロード(POL)DC/DCアプリケーションに最適です。


ISL8115は広範な入力電圧に対応でき、システム性能の最大化とコストの低減を可能にします。これにより、性能の最大化とシステム・コストの最小化のために最大限広い電圧範囲を必要とする、テレコム、データ通信システム、産業用電源、バッテリ駆動製品などに最適です。入力電圧範囲は2.97Vから36Vまでと極めて広く、5.5Vまでの出力電圧に対応しています。また、インダクタの直流抵抗(DCR)による電流検出が可能で、大電流機器の効率を最大化します。

 

ISL8115は電流シェアリング機能により、iShareバス経由で複数の並列運転が可能で、ISL8115ベースPOLモジュールの最大6個の並列動作を可能にし、大電流出力を実現します。また、位相遅延により、入出力リップル電流、部品点数、電力損失を低減します。さらに、ダイオード・エミュレーション・モードにより、軽負荷時に変換効率を向上します。非線型制御による最新の電圧モードPWM変調機能と入力電圧フィードフォワード補償機能の採用により、一定のループ・ゲインを維持し、最適な高速過渡応答を実現します。

 

  • 全産業用温度範囲(-40°C~+125°C)にわたり、差動電圧検出の際の内蔵基準電圧源の誤差はわずか1パーセント
  • スイッチング周波数は可変で、外部入力クロック信号に同期可能
  • 連続インダクタDCR検出機能付き可変ピーク電流制限と平均電流ヒカップOCP保護
  • 高速4Aドライバとブートストラップ・ダイオードを内蔵
  • ENピンによるプログラム可能な入力電圧低下ロックアウト制御機能

 

ISL8115の詳細はhttp://www.intersil.com/jp/products/power-management/switching-controllers/single-output---buck-controllers/ISL8115.htmlをご覧ください。

 

ISL8115 は24ピンのTQFNパッケージで提供され、1,000個一括購入時の単価は1.85米ドルです。入力電圧12V、出力電圧1.5V、30A出力の「ISL8115Eval1Z」評価ボードと、入力電圧28V、出力電圧5V、20A出力の「ISL8115Eval2Z」評価ボードを提供しています。単価は「ISL8115Eval1Z」が98米ドル、「ISL8115Eval2Z」が128米ドルです。

 

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