最大95%の効率を提供し、バッテリ駆動時間を最大化
2013年1月10日

高性能アナログ/ミクストシグナル、パワーマネジメントICの開発と製造で世界をリードするインターシル(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、NASDAQ:ISIL)は、1月9日(米国時間)、優れた電力密度と効率を提供する昇圧型コンバータ・ファミリを発表しました。新しい昇圧型コンバータは、USB On-The-Go(OTG)機能を備え、単一リチウムイオン・バッテリ電源で動作する製品に最適です。

 

新製品のISL9113は5Vの固定出力電圧または可変出力電圧に対応し、460mA/mm2と業界をリードする電流密度を提供する、完全集積型の同期整流昇圧型コンバータです。内蔵の1.3A定格同期整流MOSFETは、単一セルのリチウムイオン・バッテリから500mA時に5Vを提供できます。多くの場合、こうした機能はスマートフォンやタブレット端末のUSBポートに接続する外付け周辺機器への給電の際に必要となります。

 

  • 1.8MHzのスイッチング周波数により、小型で薄型のインダクタやコンデンサの使用を可能に
  • 低抵抗MOSFETが最大95%の効率を実現し、バッテリ駆動時間を最大化
  • 20uAの静止電流により、軽負荷条件下で優れた効率を提供
  • 小型の0.8mm x 1.36mm WLCSPパッケージまたは2mm角のDFNパッケージで提供
     

ISL9113はインターシルの定評ある低入力電圧、同期整流昇圧型コンバータのISL9111とISL9111Aに続いて発売された製品です。ISL9111とISL9111Aに内蔵の1A定格同期整流MOSFETは、単一セルのアルカリ・バッテリから100mAを提供できます。両製品は再充電式と非再充電式バッテリのいずれにも対応しています。ISL9111は電圧低下ロックアウト(UVLO)機能を備えており、接続バッテリの過放電を防止するため、入力電圧が0.7V未満になると、コンバータを内部でディスエーブルにします。ISL9111Aは非再充電式単一セル・バッテリの使用可能時間を最大化するため、この機能を無効にしています。

 

ISL9113は2mm角の小型8ピンDFNパッケージと0.8mm x 1.36mm の6ピンWLSCPパッケージで提供され、6,000個受注時の単価は1.39米ドルからです。ISL9111とISL9111Aは6ピンのSOT-23パッケージで提供され、3,000個受注時の単価は1.20米ドルからです。

 

ISL9113の製品情報は、http://www.intersil.com/jp/products/power-management/switching-regulators/integrated-fet-regulators/ISL9113.htmlをご覧ください。

 

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