HMIソリューション(3)-2:タッチキー向けオールインワンマイコン「RX113」

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電子機器とのコミュニケーションは進化する ルネサスのHMIソリューション解説 シリーズ3-2 濡れた手でも、手袋でもタッチできる新開発のタッチキーIPを搭載した RX113登場

濡れた手でも、手袋をした手でも、厚いパネルでも、曲がったパネルでもタッチパネル機能を実現できるでき新世代タッチキーIP。これを搭載したルネサスのタッチキーシステム向け新マイコン「RX113」を紹介する。タッチキーシステム構築に必要な周辺機能を低消費マイコンにオールインワン!充実した開発環境とサポートを合わせて提供するルネサスの新タッチキーソリューションが、お客様の組み込み機器へのタッチキー搭載を「素早く」実現する。

低消費電力マイコンに周辺機能をオールインワン!

「RX113」は、タッチキーIPとしての優れた性能を誇るだけではない。いまや、家電やヘルスケア機器は、デザイン性の向上や、小型化および低消費電力への要求は格別に高い。しかし、従来は、複数のマイコンやICを組み合わせてタッチキーシステムを構築していたため、対応が困難だった。

新世代タッチキーマイコン「RX113」は、ルネサスの高性能32ビットマイコン「RXファミリ」の中で、最も低消費電力を誇るマイコンの一つだ。動作時の消費電流は0.1mA/MHz(typ.)で、低消費電力モード時(RAM保持あり、LCD消灯)にはわずか0.44uA、LCD点灯時でも1.6uA(内部昇圧方式、1/3バイアス)の低消費電流は他の32ビットマイコンと比べても業界トップクラスだ。

また、タッチキーの「操作部分」だけでなく、システムとして考えたときに「情報表示部分」と「システム制御」を1チップで実現するように、LCDドライバなどの周辺機能やメモリサイズを最適設計している(図1)。これにより、従来設計の複数マイコンやICで構成する場合に比べて実装面積を約1/3、消費電力を約1/2まで削減することに成功した。1チップ化による、BOMコスト削減効果も大きい。新世代タッチキーマイコン「RX113」は、パッケージの端子数と内蔵フラッシュメモリサイズの展開で計12品種のラインアップを用意する。2015年2月から量産の予定だ。

図1:「RX113」の機能

図1:「RX113」の機能

お客様製品のTime to Marketを短縮する、開発環境とサポートも新時代へ

タッチキーシステムの開発には、電極の大きさや配置、パネルの厚さや材質といった実装上の要素を採り入れた設計が必要となる。ルネサスは、従来からこれらの設計を支援するためのアプリケーションノートや、感度調整を容易にする開発ツールを提供し、迅速かつ確実な実装を支援してきた。

新世代タッチキーマイコン「RX113」に向け、開発ツールは機能強化を進めている。従来は外付け部品で行ったタッチセンサの感度調整をタッチキー開発環境により自動調整する機能を加えた。また、GUIを活用した使いやすいコード生成なども採用し、タッチキーシステムの開発工数と期間を大幅に削減する。

タッチキーへの要望は、より自由なデザイン、より広い利用場所、そして多様な利用法、と拡がりを見せている。これらの要望に応えるお客様の製品開発を支援するため、ルネサスは新世代タッチキーマイコン「RX113」を軸に、充実した開発環境や豊かな経験を活かしたサポートを全力で提供していく。

まずは、サンプルを手に取って、タッチキーシステム搭載の可能性を検討して欲しい。お客様製品に新たな価値を加えることは間違いない。

デザインの自由度を広げる新開発タッチキー搭載「RX113」が提案する新しい組み込み機器の世界とは?

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