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スイッチの世界観が変わる……
ルネサスの先進タッチキー活用

女子美術大学
山本教授
インタビュー
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さまざまな人々の、さまざまなニーズに向けて
多様化するプロダクトデザインを支える素材「タッチキー」

家電をはじめ多くの製品に、指でパネルを操作する「タッチキー」の搭載が進んでいる。凹凸のない薄型設計が可能でデザインの自由度が高いことが主な理由だ。ルネサスの提供するタッチキーはこのトレンドを加速させる、用途やデザインの幅をさらに広げることが可能な技術だ。手袋をしていても、水に濡れた状態でも誤動作しない。木材などの色々な素材で利用できるため、用途やデザインの幅が広がることなどが大きな特長だ。

取材協力:山本吉男 名誉教授

女子美術大学 大学院美術研究科 博士前期課程
デザイン専攻 プロダクトデザイン研究領域
女子美術大学 芸術学部 デザイン・工芸学科
プロダクトデザイン専攻

ルネサスでは、そのタッチキー活用の可能性を探るため、製品デザインに関わる関係者からの意見を広く集めている。今回は、プロダクトデザインに見識の高い、女子美術大学の山本教授にタッチキーデモをご覧いただき、その感想と活用の可能性を伺った。

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プロダクトデザインの基本―「モノ」、「コト」をデザインする?

-最初に、そもそもプロダクトデザインとは何か、先生のお考えをお聞かせください。

山本 プロダクトデザインの世界ではよく「モノ」ではなく「コト」を創るといいます。これは、基本ですが、モノを使う人々がいて、その人々が望むコトは何か、という仮説から始まるデザインだと言えるでしょう。

-「モノ」より「コト」が先にあるのですね。では「コト」とは具体的にはどういう意味でしょう。

山本 「コト」は、まさに使う目的です。斬新なデザインというと「モノ」に注目が集まりますが、そもそも「モノ」は使う人の目的「コト」のために存在しているのです。その目的は、使う人々や環境で変わってきます。ひとつの「モノ」、例えば食器をデザインすることを考えましょう。家族団欒で食事をするコトの食器と、カップルがお洒落に食事を楽しむコトの食器では、求められるデザインは異なります。前者は和やかさや使いやすさが優先されますが、後者では、より形がお洒落であることが重視されるでしょう。医療機器などは、まず医師や技師の使い勝手が優先されるでしょうが、使い易ければ見た目がどうでもいいということではないと思うのです。形や色というものが患者さんに安心感を与えることもあるので、それらを考慮することも大切でしょう。医療を行うコト・医療を受けるコトのデザインです。

-「コト」をデザインするということを、学生さんたちにはどのように指導されるのですか。プロダクトデザインには多くの賞がありますが、それらの賞を得ている製品を目標にするのでしょうか。

山本 選ばれたものは、確かに良いデザインと言えるでしょう。しかし、それらの賞を得ていなくても、良いデザインはたくさんあります。以前のいわゆる物不足の時代とは違い、今はさまざまな物が溢れている。その分、使う人々の目も肥えているし、使う目的もさまざまです。そのため、私が指導している学生たちには、賞を得るためのデザインではなく、多様化する「コト」を的確に捉えたデザインを追求することが大事だと話しています。

-大変実践的な指導なようですね。学生さんたちの反応はいかがですか。

山本 日本の学校教育の弊害なのか、100点満点の見本があり、そこに近づくことが良いことだと思い込む風潮があるようです。しかし、そこからは新しいデザインは生まれず、個性が発揮できなくなる恐れもあるので、自由な発想を心掛け、それぞれの「コト」に対してベストなデザインを探るように勧めています。「憶える事が目的の授業では無いですよ」の一言で、学生たちは生き生きしています。

-これからのプロダクトデザインはどのような方向に進んでいくのでしょう。

山本 現在は多様化していて、いろいろな意見がありますが、私は「使っていて、心を豊かにする」ことがプロダクトデザインの重きを占めるようになると考えています。バリアフリーデザインや遊び心のデザインなど、限定された人々のニーズを満たすための製品も成立しています。色々な人がいて、使われるシーンである「コト」を重視すると多様化が進むでしょう。最近、商品のカラーバリエーションが豊富になっているのも、その流れを反映していますね。また、多くの人々を使用対象とするユニバーサルデザインも増えてきていますが、どれも使う人の心に寄り添う提案と考えています。

-それでは、いわゆる「技術」の進歩は、さまざまな「コト」に向けて多様化するプロダクトデザインに影響を及ぼすとお考えですか。

山本 もちろん、大きく影響するでしょう。プロダクトデザインは、形、素材、機能、技術の4つのバランスを取る行為です。

アイデアが広がる!

-それでは、山本先生にルネサスのタッチキー動作をご覧いただきます。プロダクトデザイナーの視点から見て、どのようなご感想をお持ちですか。

山本 画期的なスイッチだと思います。非常に感度が良いのですね、手袋をしたままで操作できるのには驚きました。タッチキーなので表面に凹凸がなくホコリがつきにくいのはもちろん、濡れていても反応する、スイッチ表面の形や材質も選ばないというのは大きな特長ですね。

-機会があれば、今後のプロダクトデザインにお使いください。

山本 はい、是非!これまでのスイッチではできなかったことが可能になります。このタッチキーをプロダクトデザインのための1つの素材として捉えると、デザインの自由度が大きく広がることが期待できますね。

-イメージされている使い方はありますか。

山本 指を近づけると音が出るスイッチなど、さまざまな用途が考えられます。日常で触れたくないもの、例えばトイレの鍵やドアノブ、洗浄レバーなどにはすぐに応用できるでしょう。指を近づけると反応する紙のカレンダーなどの面白いアイデアも色々と浮かんできます。

-幅広い応用が期待できますか。

山本 時間をかけて考えれば、アイデアがドンドン出てきそうですが……。今はまだ私自身がタッチキーについて勉強不足です。より詳しく知ることで、さらに面白いアイデアが出てくるでしょう。

アイディアが広がるルネサスのタッチシステムデモ

 

木材、石材、布、紙も使える!これまで製品の操作パネルとして使われることのなかった素材が使えます。

 

水がかかったり濡れた手でも操作が可能!これまで使えなかった水周りでも使えます。

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