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ルネサス、2017年度通期の業績を発表

~自動車・産業を中心に成長、インターシル統合寄与もあり、通期の売上は対前年同一期間比大幅増収、売上高総利益率・営業利益率も共に改善~

2018年02月09日

  • ルネサス エレクトロニクス株式会社
  • 2017年度第4四半期:Non-GAAPベース(1)の半導体売上高は2,065億円となり、前年同一期間比28.0%増収、Non-GAAPベースの売上高総利益率は47.9%となり、前年同一期間比2.3ポイント増加、Non-GAAPベースの営業利益(率)は341億円(16.2%)となり、前年同一期間比で113億円(2.5ポイント)増益。

 

  • 2017年度通期:Non-GAAPベースの半導体売上高は7,657億円となり、前年同一期間比23.4%増収、Non-GAAPベースの売上高総利益率は46.7%となり、前年同一期間比3.1ポイント増加、Non-GAAPベースの営業利益(率)は1,281億円(16.4%)となり、前年同一期間比で501億円(4.2ポイント)増益。

 

  • 2018年度第1四半期の見通し:Non-GAAPベースの半導体売上高は前年同一期間比3.5%増収の1,787億円を見込み、Non-GAAPベースの売上高総利益率は前年同一期間比1.6ポイント減少の43.9%、Non-GAAPベースの営業利益率は前年同一期間比5.1ポイント減少の11.3%を見込む。
     

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下 ルネサス)は本日、2017年度第4四半期(2017年10月1日~12月31日)並びに2017年度通期(2017年1月1日~12月31日)の業績を発表しました。ルネサスの代表取締役社長兼CEOの呉 文精は、次のように述べています。

 「ルネサスはこれまで、売上増と費用効率化によって、継続的に売上高総利益率および営業利益率を改善させてきました。2017年第4四半期のNon-GAAPベースの半導体売上は、インターシル社の統合に加え自動車や産業分野を中心とした売上増により、前年同一期間比で28.0%増加しました。続く2018年度第1四半期においても、前年同一期間比での半導体売上の継続的な成長を見込んでいます。」

 

四半期業績概要(億円)

Non-GAAP
ベース

2017年度
第4四半期
(2017年10-12月)

2017年度
第3四半期
(2017年7-9月)

2016年度
第3四半期
(2016年10-12月)


四半期比

前年
同一期間比

売上高

2,102

1,955

1,664

+7.5%

+26.3%

半導体売上

2,065

1,923

1,614

+7.4%

+28.0%

売上高総利益率

47.9%

47.7%

45.6%

+0.2pts

+2.3pts

営業利益

341

359

228

-19

+113

営業利益率

16.2%

18.4%

13.7%

-2.2pts

+2.5pts

EBITDA(2)

545

550

386

-5

+159

GAAP
(日本会計基準)

2017年度
第4四半期
(2017年10-12月)

2017年度
第3四半期
(2017年7-9月)

2016年度
第3四半期
(2016年10-12月)


四半期比

前年
同一期間比

売上高

2,102

1,955

1,664

+7.5%

+26.3%

半導体売上

2,065

1,923

1,614

+7.4%

+28.0%

売上高総利益率

47.7%

47.6%

44.9%

+0.1pts

+2.8pts

営業利益

219

250

216

-31

+3

営業利益率

10.4%

12.8%

13.0%

-2.4pts

-2.6pts

EBITDA

526

541

374

-15

+151

通期業績概要(億円)

Non-GAAP
ベース

2017年度
通期
(2017年1-12月)

2016年
年間
(2016年1-12月)

前年
同一期間比

売上高

7,815

6,388

+22.3%

半導体売上

7,657

6,204

+23.4%

売上高総利益率

46.7%

43.6%

+3.1pts

営業利益

1,281

780

+501

営業利益率

16.4%

12.2%

+4.2pts

EBITDA(2)

2,030

1,388

+642

GAAP
(日本会計基準)

2017年度
通期
(2017年1-12月)

2016年
年間
(2016年1-12月)

前年
同一期間比

売上高

7,803

6,388

+22.1%

半導体売上

7,644

6,204

+23.2%

売上高総利益率

45.2%

42.4%

+2.8pts

営業利益

784

704

+80

営業利益率

10.0%

11.0%

-1.0pts

EBITDA

1,871

1,312

+559

  • (1) 

    Non-GAAPベース:非経常項目その他特定の調整項目を除いた業績。2016年12月期まではRSP(ルネサスエスピードライバ)にかかる売上および損益の影響、LTEモデム事業にかかる損益の影響、作り貯めの損益の影響を控除。2017年12月期からはインターシル社の買収に伴い、のれんの償却額、買収した無形固定資産の償却額、インターシル社の買収関連費用、株式報酬費用、株式売出し関連費用およびインターシル社買収に伴うPPA(取得原価の配分)影響を除外。(参考:2017年度 第4四半期の作り貯めによる損益影響は営業利益に対し-1億円) Non-GAAPベースと日本会計基準(GAAP)間の調整項目は別紙参照。

  • (2) 

    EBITDA: 営業利益+減価償却費+長期前払費用償却額。日本会計基準ベースでは、のれん償却額も含む。

プロフォーマベース(3)分野別四半期・通期半導体売上

 2017年2月に買収完了したインターシル社を統合し、3事業本部体制に再編したことに伴い、ルネサスは、2017年度第2四半期から半導体売上の開示情報について、当社グループの主要な事業内容である「自動車」、「産業」、「ブロードベースド」およびこれらに属さない「その他半導体」に変更しました。

分野別半導体売上
(億円)

2017年度
第4四半期
(2017年10-12月)

2017年度
第3四半期
(2017年7-9月)

2016年度
第3四半期
(2016年10-12月)


四半期比

前年
同一期間比

自動車(4)

1,078

1,006

940

+7.2%

+14.7%

産業(5)

596

535

482

+11.3%

+23.5%

ブロードベースド(6)

370

374

316

-1.1%

+17.2%

その他半導体

22

8

29

+170.6%

-23.4%

合計

2,065

1,923

1,766

+7.4%

+16.9%

分野別半導体売上
(億円)

2017年度
通期
(2017年1-12月)

2016年
年間
(2016年1-12月)

前年
同一期間比

自動車(4)

4,081

3,584

+13.8%

産業(5)

2,177

1,881

+15.7%

ブロードベースド(6)

1,437

1,273

+12.9%

その他半導体

50

55

-10.2%

合計

7,744

6,794

+14.0%

  • (3) 

    プロフォーマベース:2017年2月24日に買収完了したインターシル社の売上について、買収完了以前も当社売上に加算した試算ベース。

  • (4) 

    自動車:「車載制御」および「車載情報」向けにマイクロコントローラ、SoC(system-on-a-chip)、アナログ半導体、パワー半導体を中心に提供。

  • (5) 

    産業:「スマートファクトリー」、「スマートホーム」および「スマートインフラ」向けにマイクロコントローラおよびSoCを中心に提供。

  • (6) 

    ブロードベースド:幅広い用途向けに汎用マイクロコントローラおよび汎用アナログ半導体を中心に提供。

2017年度 第4四半期の業績概要(Non-GAAPベース)

 2017年度第4四半期の連結売上高は2,102億円、前四半期比7.5%増収となりました。前年同一期間比は26.3%増収となりました。半導体売上高は、2,065億円となり、前四半期比7.4%増収となりました。前年同一期間比では、当社売上からインターシル社の売上を除外したルネサス単体ベースでの堅調な成長とインターシル社の統合および2016年に発生した熊本地震の影響が解消されたことなどにより、半導体売上高は28.0%増収しました。プロフォーマベースの自動車向け売上は、車載制御および車載情報ともに強い需要が牽引し、前年同一期間比で14.7%増収しました。産業向けおよびブロードベースド向け売上は、FA(ファクトリーオートメーション)や家電、アナログ半導体での強い需要を主要因として、前年同一期間比でそれぞれ23.5%および17.2%増収しました。

 

 第4四半期のNon-GAAPベースの売上高総利益率は47.9%となり、主に在庫評価影響や売上増などにより当社予想よりも1.6ポイント上回りました。前四半期対比では0.2ポイント増となり、前年同一期間比では大幅な売上増・生産増とインターシル社の統合により2.3ポイント増となりました。

 

 第4四半期のNon-GAAPベースの研究開発費(R&D)は、前四半期の312億円および前年同一期間の282億円に対し、343億円となりました。売上高R&D比率は16.3%となりました。

 

 第4四半期のNon-GAAPベースの販売費および一般管理費(SG&A)は、前四半期の262億円および前年同一期間の249億円に対し、324億円となりました。売上高SG&A比率は15.4%となりました。

 

 季節的な増加影響および一時費用を除くと、OPEX(R&DやSG&Aなどの事業運営に必要な費用)は、長期財務目標の範囲内でコントロールされています。

 

 第4四半期のNon-GAAPベースの営業利益は341億円、営業利益率としては16.2%になり、第3四半期のNon-GAAPベースの営業利益359億円および営業利益率18.4%から季節性および一時費用により19億円(2.2ポイント)減少しました。前年同一期間比では、売上増とOPEXの規律ある運営の継続などにより、113億円(2.5ポイント)改善しました。

 

 第4四半期のNon-GAAPベースの親会社株主に帰属する四半期純利益は、303億円となりました。

 

 第4四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは、510億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは310億円の支出となり、その結果、フリー・キャッシュ・フローは200億円となりました。

 

 第4四半期の有形固定資産(生産設備)および無形固定資産の設備投資額は、140億円となりました。これは、これら資産への投資決定ベースの金額であり、キャッシュ・フロー計算書に記載の現金支出とは一致しません。

 

 自己資本比率は、2017年9月30日時点の46.5%に対し、2017年12月31日時点では47.7%となりました。D/Eレシオ(グロス)は、2017年12月31日時点で0.45倍となりました。

 

2017年度 通期の業績概要(Non-GAAPベース)

 2017年度通期の連結売上高は7,815億円、前年同一期間比は22.3%増収となりました。半導体売上高は、7,657億円となり、前年同一期間比では、当社売上からインターシル社の売上を除外したルネサス単体ベースでの堅調な成長とインターシル社の統合および前年同一期間に発生した熊本地震の影響が解消されたことなどにより、半導体売上高は23.4%増収しました。プロフォーマベースの自動車向け売上は、車載制御および車載情報ともに強い需要が牽引し、前年同一期間比で13.8%増収しました。産業向けおよびブロードベースド向け売上は、FA(ファクトリーオートメーション)や家電、アナログ半導体での強い需要を主要因として、前年同一期間比でそれぞれ15.7%および12.9%増収しました。

 

 2017年度通期のNon-GAAPベースの売上高総利益率は46.7%となり、前年同一期間比では主に売上増とインターシル社の統合により3.1ポイント増となりました。

 

 2017年度通期のNon-GAAPベースの研究開発費(R&D)は、前年同一期間の1,053億円に対し、1,259億円となりました。売上高R&D比率は16.1%となりました。

 

 2017年度通期のNon-GAAPベースの販売費および一般管理費(SG&A)は、前年同一期間の954億円に対し、1,113億円となりました。売上高SG&A比率は14.2%となりました。

 

 OPEX(R&DやSG&Aなどの事業運営に必要な費用)は、成長に向けてR&Dに投じる一方で規律あるSG&Aのコントロールを継続しています。

 

 2017年度通期のNon-GAAPベースの営業利益は1,281億円、営業利益率としては16.4%になり、前年同一期間のNon-GAAPベースの営業利益780億円および営業利益率12.2%から売上増とOPEXの規律ある運営の継続などにより改善しました。

 

 2017年度通期のNon-GAAPベースの親会社株主に帰属する純利益は、1,239億円となりました。

 なお、2017年度通期のNon-GAAPベースの一株当たりの純利益は74.3円となりました。

 

 2017年度通期の営業活動によるキャッシュ・フローは、1,642億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは買収関連支出による3,114億円の支出などもあり、4,326億円の支出となり、その結果、フリー・キャッシュ・フローは-2,684億円となりました。

 

 2017年度通期の有形固定資産(生産設備)および無形固定資産の設備投資額は、785億円となりました。これは、これら資産への投資決定ベースの金額であり、キャッシュ・フロー計算書に記載の現金支出とは一致しません。

 

2018年度 第1四半期の見通し

 2018年度第1四半期は、前年同一期間比3.5%増の1,787億円の半導体売上高を見込みます。Non-GAAPベースの売上高総利益率は、前四半期比は主に売上減により4.1ポイント減、前年同一期間比は主に償却費増により1.6ポイント減の43.9%、Non-GAAPベースの営業利益率は前四半期比4.9ポイント減、前年同一期間比5.1ポイント減の11.3%を見込みます。

為替前提は、1米ドル107円、1ユーロ132円としています。

 

 第1四半期の有形固定資産(生産設備)および無形固定資産の設備投資額(期間中の投資決定ベースの金額)は、売上高比で10.4%となる見込みです。

 

 Japan GAAP(日本会計基準)とNon-GAAP間の調整項目については 別紙(218KB)をご参照ください。

以 上

 

(ご参考)

連結貸借対照表、連結損益計算書、連結キャッシュ・フロー計算書については、本日発表の「2017年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)(856KB)」をご参照ください。

(将来予測に関する注意)

本資料に記載されているルネサス エレクトロニクスグループの計画、戦略及び業績見通しは、現時点で入手可能な情報に基づきルネサス エレクトロニクスグループが判断しており、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。そのため、実際の業績等は、様々な要因により、これら見通し等とは大きく異なる結果となりうることをあらかじめご承知願います。実際の業績等に影響を与えうる重要な要因としては、(1)ルネサス エレクトロニクスグループの事業領域を取り巻く日本、北米、アジア、欧州等の経済情勢、(2)市場におけるルネサス エレクトロニクスのグループ製品、サービスに対する需要動向や競争激化による価格下落圧力、(3)激しい競争にさらされた市場においてルネサス エレクトロニクスグループが引き続き顧客に受け入れられる製品、サービスを供給し続けていくことができる能力、(4)為替レート(特に米ドルと円との為替レート)の変動等がありますが、これら以外にも様々な要因がありえます。また、世界経済の悪化、世界の金融情勢の悪化、国内外の株式市場の低迷等により、実際の業績等が当初の見通しと異なる結果

となる可能性もあります。


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