~ノイズ設計を容易化するEMCモデリング手法の世界標準規格の策定に貢献~
2017年10月26日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下当社)はこのたび、当社の社員であるブロードベースドソリューション事業本部 共通技術開発第二統括部の土居 直史が、国際電気標準会議「IEC (International Electrotechnical Commission)」より「IEC1906賞」を受賞したことを発表しました。

 IEC1906賞とは、IECの技術活動に関連し、電気技術の標準化およびその関連活動へ大きく貢献した専門家へ授与されるもので、IEC創立から100周年を迎えたことを記念して2004年に設立された賞です。

 受賞の理由は、IECの集積回路分科委員会であるIEC TC47/SC47A/WG2において、ワーキンググループリーダー(コンビナ)に2014年より就任し、集積回路のEMC(Electro Magnetic Compatibility:電磁両立性)シミュレーションモデリング手法の国際規格(IEC 62433シリーズ規格)の標準化に多大に貢献したことにあります。

 電機・電子機器の小型化・高性能化による半導体製品の微細化の進展に伴い、機器開発者がノイズ設計・対策に要する時間は増加傾向にあります。そのため、この成果が普及することにより、電機・電子機器におけるノイズ設計の容易化を加速させ、ひいては開発期間短縮・開発コスト低減および最終製品のタイムリーな市場投入に貢献することになります。

 なお、本賞は、2017年は世界中から187名が表彰され、日本では31名が受賞しました。表彰式は経済産業省主催の平成29年度工業標準化事業表彰式において、10月23日に東京都千代田区のホテルニューオータニで執り行われました。

以 上

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