概要

RL78ファミリ および 78K0R用CコンパイラCA78K0R(CC78K0R)、78K0用CコンパイラCA78K0(CC78K0)、M16Cシリーズ および R8Cファミリ用CコンパイラNC30からRL78ファミリ用CコンパイラCC-RLへの移行支援

CA78K0R(CC78K0R)、CA78K0(CC78K0)、NC30用に記述されたCソースファイルをCC-RL用に変換する方法として、CA78K0R(CC78K0R)、NC30はCC-RLの移行支援機能オプションを使用する方法とCソースコンバータを使用する方法があります。CA78K0(CC78K0)の場合はCソースコンバータを使用した変換のみ可能です。

詳細はRL78ファミリ用Cコンパイラパッケージをご参照ください。

リリース情報

CC-RLの移行支援機能オプション

開発プログラムを小修正する際などにご使用ください。

Note: CA78K0(CC78K0)は対象外です。

Procedure:

  1. CC-RLの-convert_ccオプションを指定します。
  2. 本オプション指定により、CA78K0R(CC78K0R)、NC30用Cソースファイル中にあるCA78K0R(CC78K0R)、NC30用の記述をCC-RL用に解釈してコンパイルします。
  • CA78K0(CC78K0)用のオプションはありません。
  • CC-RL用に変換したソースファイルは出力されません。
  • また、メモリマップ、SFR および アセンブラ命令のようなデバイスに依存した記述は変換できませんので、手動でRL78ファミリ用の記述に変更してください。
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Cソースコンバータ

開発プログラムを大幅変更する場合などにご使用ください。

Cソースコンバータは、CA78K0R(CC78K0R)、CA78K0(CC78K0)、NC30用のCソースファイルをCC-RL用のCソースファイルに変換するソフトウェアです。 Windows®のコマンドラインから実行することが可能です。

CA78K0R(CC78K0R)、CA78K0(CC78K0)、NC30用のCソースファイルを入力すると、記述されているそれぞれのコンパイラ用拡張機能をCC-RL用拡張機能に変換し、CC-RL 用のCソースファイルを出力します。

なお、メモリマップ、SFR および アセンブラ命令のようなデバイスに依存した記述は変換できませんので、手動でRL78ファミリ用の記述に変更してください。

Procedure:

コンバータを「RL78ファミリ用Cコンパイラパッケージ」のドキュメント&ダウンロードから入手してください。

  1. 変換対象のコンパイラ用Cソースコンバータをダウンロード
    • CcnvCA78K0Rのダウンロードモジュール: CcnvCA78K0R.exe
    • CcnvCA78K0のダウンロードモジュール: CcnvCA78K0.exe
    • CcnvNC30のダウンロードモジュール: CcnvNC30.exe
  2. Windows®のコマンドラインで CcnvCA78K0R、CcnvCA78K0 または CcnvNC30 を実行
  3. 実行時に-oで指定したファイル名で、CC-RL用に変換したCソースファイルが出力
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実行例 (CcnvCA78K0Rの場合):


> CcnvCA78K0R input.c -o=output.c

備考:

CcnvCA78K0R:
CcnvCA78K0Rの実行コマンド
input.c:
入力ファイル名
output.c:
生成ファイル名