概要

マイコンのROMに音楽データを置いてMP3やWAV形式のファイルを再生して遊んでみましょう!
SDカード編と違い、マイクロSDカードを準備する必要はありませんが、音楽ファイルのサイズはかなりの制限を受けますので注意してください。
GR-COTTONやGR-KURUMIなど、16ビットマイコンのボードではWAVファイルしか再生できませんので、ゲーム用の効果音や「おはよう!」などの簡単な挨拶ぐらいしかできません。

準備

共通で必要なもの

テスト用に小さい音でもよければ圧電サウンダでOKです。

piezoelectric-sounder

オススメするのは秋月電子様から販売されているステレオミニジャックを使い、アンプ付きのスピーカー、あるいはイヤホンを接続する構成です。

stereo-mini-jack

GR-SAKURA, GR-CITRUS & GR-COTTON

以下のように圧電サウンダー、あるいはステレオジャックを接続します。ボード側のピン番号についてはWebコンパイラのプロジェクトのreadmeに記載されていますが、以下の通りです。

  • GR-SAKURA:ピン6, 7
  • GR-CITRUS:ピン0
  • GR-COTTON:ピン3, 5

(圧電サウンダの場合:接続はシンプルですが、音が小さいです。)

piezoelectric-sounder-preparation

(ステレオジャックの場合:ジャックはブレッドボードに接続してワイヤーを使ってボードに接続します。)

play-music-prepare-jack-2

Webコンパイラでプロジェクト作成

WebコンパイラにROMから音声再生するテンプレートがありますので、使用するボード用のテンプレートを選択しプロジェクトを作成、ビルドしてbinファイルを書き込んでください。

rom-music-web-compiler

曲の変更や追加

曲を変更するときはmp3やwavファイルをプロジェクトにアップロードし、playメソッドの引数でファイル名を合わせればOKです。ビルド後にPerlが実行され、mp3/wavの検索、曲データが自動的にリンクされます。プロジェクトからファイルを削除すれば曲データも自動削除されます。

なお、Webコンパイラに掲載されている曲はReadmeにも書いてあるのですが、「魔王魂」のサイトからダウンロードしたものです。色々な効果音があるので、是非試してみてください。

rom-music-web-compiler-2