~ルネサスのワイヤレス充電ICは、軽負荷時に高効率のため省電力アプリケーションに最適~

2022年4月8日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO: 柴田 英利、以下ルネサス)は、このたび、ルネサスのワイヤレス充電技術が、株式会社ワコム(以下ワコム)のActive ES®ペンソリューションに、採用されたことを発表しました。ルネサスのシングルチップのワイヤレス充電ICは、他の高周波充電ソリューションと比較して、小型で高効率を実現しています。そのため、デジタルペンに収まるほど小型で、タブレットにドッキングしながら便利にワイヤレス充電することを可能にします。

 ワコムのActive ES®ペンに低周波ワイヤレス充電を搭載することで、新しい可能性が広がります。この斬新で革新的なコンセプトは、アクセサリにワイヤレス充電の利便性をもたらし、ユーザはスマートフォンでもタブレットでもクリエイティブな表現ができるようになります。

 ルネサスのモビリティーインフラ・インダストリアルパワー事業部、ワイヤレスパワー担当バイスプレジデントのAmit Bavisiは次のように述べています。「ルネサスは、ワコムのような実績あるリーダとの協業を拡大し、デジタルペン市場に最先端のワイヤレス充電ソリューションを提供できることを誇りに思います。当社は、今後もワイヤレスパワーのイノベーションリーダとして、世界中のお客様と協力して、ワイヤレスパワーの利便性を様々なプラットフォームで実現していきます。」

 ワコムのテクノロジー・ソリューション・ビジネス・ユニット、エグゼクティブ・バイスプレジデントの小峰 明武氏は次のように述べています。「私たちのお客様は、デジタルペンを充電するための最適なソリューションを常に求めています。ルネサスは、当社が必要とする小型で電力効率の高い最高のソリューションを提供するために必要なサポートを提供してくれました。」

ルネサス ワイヤレス充電ICについて

 ルネサスのワイヤレス充電ICは、世界最高レベルの電力密度を誇るデバイスで、高集積化と軽負荷での高効率化を特長としています。そのため、イヤホンやデジタルペンなど小型で省電力なアプリケーションに適しています。独自のPing(接続)検出機能により、ワイヤレス充電の接続を早期に確認でき、かつバッテリ充電完了時の発熱を抑制することができます。さらに、32ビットプロセッサを内蔵しているため、高度なプログラマビリティと設計パラメータを提供し、デジタルペンに収まる小型ロッドコイルで動作するように設計されています。

 ルネサスは、スマートフォンやタブレット、関連アクセサリで使用されるワイヤレス充電IC(PRx)と、充電用パッドや車載アプリケーションで使用されるワイヤレス給電IC(PTx)の両方のワイヤレスパワーソリューションにおける世界的なリーディングカンパニーです。ルネサスのワイヤレスパワーソリューションに関する詳細は、こちらをご覧ください。renesas.com/wirelesspower

ウィニング・コンビネーションについて

 ルネサスは、ワイヤレスパワーを利用するさまざまな機器のために、ワイヤレス充電ICとシームレスに連携する補完的なデバイスを組み合わせて、ウィニング・コンビネーションを提供しています。例えば、スマートフォンやタブレットのアクセサリに活用できるペン型スキャナ/リーダ向けソリューションがあります。ルネサスは、さまざまなアプリケーションや製品に対応した300以上のウィニング・コンビネーションを提供しています。詳しくは、こちらをご覧ください。renesas.com/win

以 上

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