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エコファクトリー活動

ルネサスは、エコファクトリ―活動として、主に生産工場の環境への負荷を低減に取り組んでいます。

気候変動への取り組み

地球温暖化の防止に向け、ルネサスは、半導体業界の温暖化防止活動に積極的に参画し、電機・電子業界目標および省エネ法におけるエネルギー原単位の削減目標の達成に向け、さまざまな省エネ活動を継続的に推進しています。

エネルギー削減活動概要

ルネサスは、2013年度から日本国内の電機・電子業界で取り組んでいる「低炭素社会実行計画」活動に参加しています。「低炭素社会実行計画」活動では、2012年度の値を基準値とし、基準値から2020年度まで売上高エネルギー原単位を年率1%削減していき、最終年度となる2020年度は2012年度との比率で92.27%以下とすることを目標としています。

2019年度エネルギー削減結果

2019年度実績は、基準年比で42%削減しました。また、2018年度と比べて6ポイント減少しました。これは、これまでの工場の統廃合による集約効果のみならず、各工場で実施した省エネ施策の効果、そして、こまめなエネルギー管理の成果です。

2020年度も引き続き省エネ施策を推進するとともに、事業活動に見合ったエネルギーの効率的な使用に努め、エネルギー削減・地球温暖化防止に取り組んでまいります。

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売上高エネルギー原単価(相対値)の推移
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エネルギー使用実績推移

主なエネルギー削減施策

生産ラインでは、省エネ法におけるエネルギー削減目標への対応も考慮して、エネルギー原単位の5年平均年1%以上削減を目指した活動を行っています。具体的には、機器の高効率化、インバータ制御化、自然エネルギー・気化エネルギーなどの施策を省エネ効果、投資効果を考慮しながら計画的に実施しています。さらに、生産量の変化に応じて設備稼働の最適化も実施しています。

  項目 詳細
1 機器の高効率化 冷凍機更新、最適制御
コンプレッサ更新、台数制御
ボイラー更新
ドライポンプ更新
2 モータのインバータ化 (回転制御) 空調機用ファン、各種ポンプ
3 自然エネルギー
エネルギー再利用
気化エネルギーなど
冬期フリークーリング
廃熱回収・再利用
水スプレー加湿

温室効果ガスの排出量削減

ルネサスは、主に半導体製造工程で反応チャンバーのクリーニングガスとして温室効果ガスの一つである PFC※1ガスを使用しています。これらのガスは分解されにくく、地球温暖化係数(GWP※2)は約7千から2万以上と高いため、その排出量削減を重要な課題とし、PFCガスの排出削減目標を設定して地球温暖化防止に積極的に取り組んでいます。PFCガスによる温室効果を削減する方法として、①GWPの小さいガスへの変更、②工程を最適化することによるPFCガスの使用量削減、③PFCガスを分解するための除害装置の設置などがあります。当社はこれら3つの手法を組み合わせることで、排出量の目標を2010年までに1995年実績の90%以下にするための技術開発を行ってきました。その後、構造対策を進めながらも、2010年以降も継続して削減活動を実施し、2015年の排出量は1995年比で約20%と大幅に減少しました。構造対策を終了し、成長フェーズに入った現在、2019 年は2015年度比でウエハ面積原単位は0.024ポイント減少、排出量は約33%と更なる削減を実現しました。2019 年は、2015年度比で、ウエハ面積原単位は0.024ポイント減少、総排出量は約33%の削減を実現しました。2020 年以降も、さらなる排出量削減に取り組みます。

※1 PFC:Perfluoro Compounds:パーフルオロ化合物(半導体業界では CHF3、CF4、C2F6、C3F8、C4F8、SF6、 NF3を指定しています)

※2 GWP:Global Warming Potential:地球温暖化係数 (CO²を1としたときの係数)

 

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温室効果ガスの模式図
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PCFガス排出量とウェハ面積原単価の推移
PFCガス GWP
PFC(パーフルオロカーボン) CF4 7,390
C2F6 12,200
C3F8 8,830
C4F8 10,300
HFC(ハイドロフルオロカーボン) CHF3 14,800
SF6(六フッ化硫黄)   22,800
NF3(三フッ化窒素)   17,200

半導体業界の削減対象PFC 7ガスと温暖化係数(GWP値)※1

※1 IPCC 2006年度版(IPCC : Intergovernmental Panel on Climate Change : 国連気候変動に関する政府間パネル)

カーボンニュートラル実現に向けて

ルネサスは、2050年カーボンニュートラルの実現を目指します。

エネルギー消費の多い生産拠点を中心に、温室効果ガスの中でも特に環境負荷の高いPFCガスの排出削減や省エネ化、再生可能エネルギーの使用拡大などに取り組み、2030年には温室効果ガスの排出量を2013年比で60%削減します。また、本目標についてはSBT(Science Based Targets)の認定取得を進めてまいります。

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2050年カーボンニュートラル実現を目指して

 

物流面の環境活動

ルネサスは、日本国内の物流関連の環境活動(製品や廃棄物の運搬など輸送で消費されるエネルギーの削減、製品の包装材削減と再使用の推進 など)に取り組んでいます。

日本国内では、省エネ法(荷主義務)への対応から、輸送に係るCO2排出量削減を推進しています。 2019年度は、前年度より43万トンキロ減少し681万トンキロの実績でした。2020年度も引き続き輸送エネルギーの削減に取り組んでいきます。
2019年度は、前年度より43万トンキロ減少し681万トンキロの実績でした。2020年度も引き続き輸送エネルギーの削減に取り組んでいきます。

年度 輸送量 (万トンキロ)
ルネサスエレクトロニクス ルネサスエレクトロニクス以外のグループ会社合計
2017 472 365
2018 391 333
2019※5 487 194

オゾン層の保護

ルネサスは、モントリオール議定書のグループⅠ(CFC※2など)およびグループⅡ(HCFC※3)の対象となるオゾン層破壊物質(ODS※4)については、製造工程での使用を全廃しています。 さらに、冷凍機や冷蔵庫、エアコンなどで使用されている冷媒用のフロンについてもモントリオール議定書の規制に合わせて計画的に使用量の削減、代替物質への切り替えを推進するとともに対象機器の廃棄時にはODSを回収し、破壊処理の実施を徹底しています。

※2 CFC:Chlorofluorocarbons

※3 HCFC:Hydrochlorofluorocarbons

※4 ODS:Ozone-depleting substances

再生可能エネルギー発電実績

ルネサスは、一部の工場に太陽光発電パネルを設置し、生産で消費する電力の一部を補っています。

2019年の発電実績は1,542MWhでした。

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太陽光エネルギー発電推移

※太陽光パネルを設置している一部のラインを停止したことにより、前年からは約35%減少しました。

植樹を通じた気候変動への取り組み

今後ルネサスが、持続可能な企業として更なる成長を遂げ、グローバルに社会貢献できる企業となりたいという想いを体現できるような取り組みとして、従業員と同数の20,000本の木を世界に植樹するための寄付を、世界的な森林再生の取り組みを支援する国際NGO団体であるOxfamを通して行いました。

ルネサスは今後も世界の気候変動への取り組みを継続して実施していきます。

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Tree Planting Initiative to Address Climate Change

SDGsへの貢献

ルネサスグループのエコファクトリー活動に対する取り組みは、以下のSustainable Development Goalsに貢献しています。

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7 AFFORDABLE AND CLEAN ENERGY

7.2 2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。7.2 By 2030, increase substantially the share of renewable energy in the global energy mix

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9 INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE

9.4 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。

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13 CLIMATE ACTION

13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。