Overview

GR-ROSEに「E2 エミュレータLite」(E2 Lite)を接続し、デバッガを起動してみます。プロトタイピングでは比較的小規模なプログラム構成で済みますが、大人数で作成したプログラムを結合してバグが発生した場合、どこにバグの原因があるのか特定が難しくなってきます。デバッガを接続することで、任意の位置でのプログラム停止、マイコン内部のメモリやレジスタの確認が行えるため、効率よくデバッグ作業を進めることができます。

準備

GR-ROSE、E2 Lite、スルーホールワイヤー 4本、オスオスワイヤー 1本

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GR-ROSEとE2 Liteの配線例

GR-ROSEとE2 Liteの配線を下図に示します。E2 Liteのコネクタは14ピンの2.54mmピッチ汎用コネクタですので、多くのボードは直接接続できるように、14ピンのスルーホールを用意します。しかし、GR-ROSEではロボットへの組込みを想定し、ボード面積の縮小や、ワイヤーハーネスを細くできるようにするため、最小限の4ピンのみ信号としてスルーホールにアサインされています。

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GR-ROSEとE2 Liteの接続図

GR-ROSEとE2 Liteの配線に沿って、下図のようにワイヤーを接続します。

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e2 studioでのデバッガ接続

下図はe2 studioでデバッガを接続したときの画面です。e2 studioの操作方法はここでは省略します。

e2 studio用のプロジェクトは「関連情報」からダウンロードできます。ビルド後に生成されるelfファイルを使用することで、ソースデバッグを行うことができますのでお試しください。

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