昨今、自動運転車開発の加速や、クルマを魅力的に差異化する新しい機能を開発するため、車載情報システムにおけるソフトウェア開発はますます大規模・複雑化しています。車載ソフトウェア開発への新規参入も増加している一方で、優秀で専門性の高いエンジニアの確保や、車載特有の開発環境の整備が急務となっています。そこでルネサスは、Automotive Grade Linux (AGL) やGENIVI®といったオープンソースコミュニティにおいて標準化が進む車載Linuxプラットフォームを容易に構築でき、高い拡張性をもち幅広い用途に使用可能な、車載ソフトウェア開発用の「R-Carスタータキット」を開発しました。

車載として高いコンピューティング性能を有するハードウェアを使用して、最先端のオープンソースソフトウェアを活用できるため、”プロフェッショナル・コミュニティ”のエンジニアは、1人1台を手元に置くことで、高度で専門性の高いソフトウェア開発に専念でき、新しい車載コンピューティングシステムを早期に実現することが可能です。

R-Car スタータキット Pro

グローバルモデルの車種に向けて統合コクピットを導入可能な価格帯と豊富な周辺機能で、最先端のHMIコンピューティング環境とシステム柔軟性を実現。

R-Car スタータキット Premier

車載最高レベルの演算性能と強力なコンピューティング・ライブラリをサポートし、究極の車載コンピューティング開発環境を実現。

画像
R-Car H3 and M3 Starter Kits Features

製品仕様

項目 R-Car スタータキット Pro R-Car スタータキット Premier
CPU R-Car M3搭載
Arm®Cortex®-A57 (Armv8) 1.7 GHz dual core, with NEON/VFPv4, L1 cache I/D 48K/32K, L2 cache 2MB
Arm Cortex-A53 (Armv8) 1.3 GHz quad core, with NEON/VFPv4, L1 cache I/D 32K/32K, L2 cache 512K
memory controller for LPDDR4 2GB in 2 channels, each 32-bit wide
R-Car H3搭載
Arm Cortex-A57 (Armv8) 1.5 GHz quad core, with NEON/VFPv4, L1 cache I/D 48K/32K, L2 cache 2MB
Arm Cortex-A53 (Armv8) 1.2 GHz quad core, with NEON/VFPv4, L1 cache I/D 32K/32K, L2 cache 512K
memory controller for LPDDR4 4GB in 2 channels, each 64-bit wide
three-dimensional graphics engines
video processing units
3 channels display output
6 channels video input
SD card host interface
USB3.0 and USB2.0 interfaces
CAN interfaces
Ethernet AVB
PCI Express Interfaces
メモリ internal 384KBytes system RAM
64 MBytes HyperFlashTM
16 MBytes QSPI flash
8 GBytes eMMC
microSD card slot
端子 CN1 expansion connector 440pin
CN2 QSPI flash module
CN3 debug JTAG
CN4 HDMI
CN5 USB 2.0
CN6 push-pull microSD card socket
CN7 Ethernet connector RJ45
CN8 LINE out
CN9 MIC input
CN10 debug serial
CN11 CPLD programming JTAG
CN12 debug serial
CN13 main power supply input (5V DC)
CN14 CPU fan
ボード仕様 Dimensions: 100mm × 100mm
Height: 57mm (with FAN)
External power supply 5V / 4A-8A, ripple & noise (Vp-p) full load 200mV

Other R-Car Starter & Solution Kits

R-Car V3Mスタータキット

ADASや自動運転応用におけるソフトウェア開発はますます大規模・複雑化しています。特に拡大著しいNew Car Assessment Program(NCAP、注1)向けカメラ市場において、低消費電力と高性能を実現しながらビジネスチャンスを逃さないソリューションが求めらています。そこでルネサスは、オープン、イノベイティブ、トラステッドなRenesas autonomyTMプラットフォームの一環として、オープン開発環境を拡充する「R-CarV3Mスタータキット」を開発しました。

RazorMotion Solution Kit

Razormotionは、2016年10月にリリースした実車評価実験用のHADソリューションキットを、さらに試作ECUに向けて拡張展開したものです。ハードウェアは、HADソリューションキットと同様に、2つのR-Car H3 SoC(システムオンチップ)およびRH850/P1H-Cマイコンで構成されており、ASIL-D機能安全(注1)に対応するECU開発をターゲットに開発しました。

特長

  • インタフェース互換のR-Car H3とR-CarM3をそれぞれ搭載した2種類をラインアップ
  • ”プロフェッショナル・コミュニティ”に向けて、オープンな車載Linux環境を容易に実現可能
  • 車載Linux環境を、新規参入のエンジニアでも容易に実現できるよう設計し、低価格のため1人1台の入手が可能。
  • 先進的なHMIソフトウェアや、コグニティブ・コンピューティングを支援する強力なコンピューティング・ライブラリを提供し、車載実績のあるQNX®のリアルタイムOSなどをサポート。専門性の高いプロフェッショナル・コミュニティに向けた車載ソフトウェアの開発プラットフォームとして有用。
  • 高い拡張性を有するため、幅広い車載コンピューティング用途に使用可能
  • 車載コンピューティング開発に必要な周辺インタフェースを実装。さらにR-Carのすべての周辺端子を使用できる440ピンの拡張ポートを用意し、シンプルな最先端のコンピュータービジョン開発環境から、統合コクピットのような大規模システムのプロトタイピングまで、幅広いコンピューティング用途で利用可能。.

ドキュメント&ダウンロード

タイトル language 分類 形式 サイズ 日付
ダウンロード
Android BSP for R-Car H3/M3 Starter Kit and Kingfisher ソフトウェア 0 KB
Linux BSP for R-Car H3/M3 Starter Kit ソフトウェア 0 KB
その他資料
R-Car H3 / M3 User's Manual その他資料 PDF 13.71 MB

ニュース&各種リソース