~光通信規格PAM4用途向けにVCELドライバやTIA内蔵CMOSベースCDRなどを紹介~

2020年12月3日

ルネサス エレクトロニクス株式会社(CEO: 柴田 英利、以下ルネサス)は、12月7日~9日にオンラインで開催される欧州で最も大きい光通信関連のEuropean Conference on Optical Communication(ECOC)2020バーチャルイベントに参加することをお知らせします。

ルネサスのインダストリアル・コミュニケーション事業部の光通信製品担当Vice PresidentであるDiwakar Vishakhadattaは、次のように述べています。「昨今の仕事や日常生活での通信量増大に対し、データセンタやネットワーク、通信インフラシステムは、ますます強化されつつあります。ライブコンテンツやオンデマンドストリーミングコンテンツ、AIベースのシステムが増加し、クラウドへの移行も世界的に進んでおり、システムへの要求や要件はさらに拡大しています。クラウドやネットワーク化されたサービスが企業や消費者の日常生活において必要不可欠なものとなる中、ルネサスはマイコン、タイミングおよび電源なども含めて、光通信製品のポートフォリオを拡充し、お客様に提供して参ります。」

ルネサスの光通信製品をルネサスの多彩なマイコン、電源管理、タイミングデバイスと組み合わせることにより、オプティカルインターコネクトからマイコンに至るまで、光通信向けソリューションを実現します。これにより、ユーザは開発したアプリケーションを容易かつ迅速に市場投入することが可能になります。

ルネサスのデータコム向け光通信製品について

データセンタや5Gでパルス振幅変調4(PAM4)技術の採用が増加し、帯域幅が200Gや400G、さらにそれ以上へと移行する中、低消費電力と高信頼性を維持しつつ、より小型で低コストのPAM4向けソリューションに対する需要が高まっています。

ルネサスは、PAM4用途に向けて、業界で初めてとなるCMOSベースのPAM4 CDRソリューションとして、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)ドライバを内蔵したCDR(クロックデータリカバリ)のHXT14450と、TIA(トランスインピーダンスアンプ)内蔵のCDR、HXR14450を提供しています。これらは、200Gや400Gでのリンクを考慮した設計となっており、データセンタの短距離通信(Short Range:SR)およびアクティブ光ケーブル(AOC)にも最適です。このシリーズは、従来のDSPソリューションに比べて大幅な低消費電力化と小型化を実現し、さらにシステム設計を簡素化するためにマイコンを内蔵するなど、高集積化を実現しています。また、-40℃~85℃の温度範囲に対応しており、5Gのミドルホールやバックホールのインフラにおける光通信リンクにも最適です。また、スタンドアロンのCDR、HXC44400も用意しており、ユーザはルネサスの直接変調レーザ(DML)ドライバやTIAと組み合わせて200Gの長距離通信を実現できます。

この他にも、データコム向け光通信製品(PAM4用途)として、外部変調レーザ(EML)ドライバのHXT45411ファミリ、シリコンフォトニクスドライバのHXT45430、DMLドライバのHXT44420ファミリ、TIAのHXR45400シリーズもラインアップしています。

ルネサスのテレコム向け光通信製品について

サービスプロバイダ、機器メーカ、企業ネットワークからの需要の増加に伴い、ネットワーク機器側でもトラフィック増大への対応が迫られています。通信ネットワーク事業者や5Gインフラ事業者は、このニーズに対応するため、オプティカル・インターネットワーキング・フォーラム(OIF)で定義された400ZR規格に基づいた機器の導入を開始しています。

ルネサスの64 GBaudのドライバファミリのGX76474と、コヒーレントTIAのGX36420ファミリは、卓越したアナログ性能、低消費電力、高信頼性と高帯域幅およびコンフィギュアビリティを兼ね備え、長距離通信業界で最も急速に成長しているセグメントであるコヒーレント光通信に最適です。これらは、業界標準の64 GBaud変調を用いた最大データ速度400 Gbpsに対応しており、ユーザが速度または電力とコストのいずれかに対して最適化でき、SPI(Serial Peripheral Interface)を通して主要パラメータを調整できるスケーラブルな32G、45Gおよび64G対応のソリューションです。両製品は、ニオブ酸リチウム、リン化インジウム、シリコンフォトニクスに加えて、いずれも業界標準のICR (Integrated Coherent Receiver)とTROSA(Transmitter Receiver Optical Sub-Assembly)の構成など、現在市場に出回っているすべての光変調技術に対応します。

ルネサスのデータコム向け光通信ポートフォリオの詳細については、renesas.com/datacomをご覧ください。

ルネサスのテレコム向け光通信ポートフォリオの詳細については、renesas.com/telecomをご覧ください。

以 上

*本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


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